最近の子どもたち
最近の子たちっていう言い方をすると
自分が本当にお年を召しているように聞こえるけれど、
30代前半でもやっぱり自分より若い子たちのことは可愛く思えるわけで。
なので、愛情を持って「最近の子」と言いたいのだけれど。
ところで、
最近の子たちは本当に優しく、純粋。
ゆえに、人から言われたことはそのまま素直に受け取る。
だから人を疑わないので、傷つきやすいし、とても繊細。
全員が全員ではないと思うけれど、
心配なのは「ちくしょー!」と思うような強く熱い気持ちが無く
無感情になってきているんじゃないかなぁということ。
結論から先に言うと、
情報化社会がやっぱりそうさせているのだと思う。
昔は情報が足りないから
自分で調べたり、
ものを見るためにはそこへ出向いたり、
想像する必要があった。
今は情報が溢れているから、
検索するだけでいいし、
画像も呼び出せるし、
想像する必要がなくなっている。
調べる=検索する
こととは違うもので、
調べると言うのは、いろんな書籍を複数開いて、
自分なりに解釈することだと私は思う。
大学でレポートを書かせたら、みんな似たようなことを書いてくるから
見ていても楽しくない。と学校の先生は言うらしい。
みんな検索して同じフォーマットで書いてくるからだ。
調べるのは面倒くさいけれど、
それでも自分の知識には検索するよりもたくさんの知識が蓄えられる。
蓄えられた知識が想像力となり、探究心となって
自分の活動力になると思う。
知りたい!という強い感情が生まれる前に
与えられるこの環境が、無感情を生み出しているんじゃないかな。